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爽やかな甘みと歯切れの良い口当たりの「シャインマスカット」。透き通った薄緑色の美しい見た目と、皮ごと食べられる手軽さで、近年大人気のぶどう品種です。甘みが強く酸味は少なめ。大粒なので食べ応えもあり、大人から子供まで、家族で一緒に楽しめます。

品種登録されたのは比較的最近で、2006年のこと。日持ちが良いこともあり、生産者の間で支持を集め、栽培面積が年々増えているそうです。『食彩村』では、9月頃から店頭に並び始めます。生産者の中には、「50年ぶりに巨峰を超えた品種かも！」と言う方もいるのだとか。

そのまま食べるのはもちろん、スイーツの材料としてもぴったり。皮が薄くてそのまま食べられるので、皮の渋みが気になりません。また、見た目も可愛らしく、デコレーションとしても重宝します。高級感もあるので、ご贈答やちょっとした手土産などにも利用できる「シャインマスカット」。さまざまな場面で美味しくいただけます。

香りが名前の由来

マスカットの名前の由来はmusk（ムスク）。香水にも使われる魅惑の香り・ジャコウのことです。口の中でふんわり感じるマスカット香が、ジャコウのような良い香りということから名付けられたのだとか。「シャインマスカット」を食べるときは、味はもちろん香りも楽しみましょう。

【栄養価】

ブドウ糖、果糖、ポリフェノール、ビタミンB1、食物繊維など。

【効用】

抗酸化作用によって、生活習慣病の予防に有効と言われるポリフェノール。皮に多く含まれるので、皮ごと食べられる「シャインマスカット」は効率的に摂ることができます。ブドウ糖や果糖は、疲労回復、脳の活性化にもおすすめ。水分補給にも適しています。

【見分け方】

皮に張りがあり、ふっくらした粒のものがおすすめ。軸がみずみずしいかどうかも見分けるポイントです。皮についたブルーム（白い粉）がしっかり付いているものほど、果実の水分をしっかり保ってくれます。

【保存方法】

ひと房ずつラップ、ポリ袋などに入れて、冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存します。ぶどうの中では日持ちが良い方ですが、なるべく早く食べましょう。1粒ずつ保存する場合は、軸を2〜3mm残してハサミでカット。冷凍庫に入れておけば、シャーベット状の食感が楽しめます。